ミライ先生の日直日誌

~Ms.Mirai's Day Duty Journal~

ポケモン小説『白黒遊戯』第1話 初めてのポケモン

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 ノエルとベルとチェレンがジュニアスクール(中学校)を卒業してから1週間。アララギ博士からノエルの家にプレゼントボックスが届けられた。約束の5分前に来たチェレンと5分後に来たベル。ベルがリボンをほどきチェレンがフタを開け、ノエルがボールを解放した。

 3つのボールから現れたのはミジュマルツタージャポカブ。その中でノエルは真ん中にいる緑色のポケモン釘付けになった。草蛇ポケモンツタージャ。3匹のポケモンが目の前にいるのにノエルにはツタージャしか見えていなかった。

 そしてツタージャもまたベルとチェレンなど目に入らずノエルしか見ていなかった。ノエルとツタージャの出会いは必然だった。1人の少女と1匹の草ポケモンは互いを抱きしめた。ノエルのポケモントレーナーとしての旅は一目惚れから始まったのだ。

「キャ~~♡かわいい!!あたしこの子にする!」
「ツター♡」

 ベルはトレーナーとポケモンの縁結びを笑顔で迎えた。

「じゃ!ベルはこのポケモンチェレンはこの子ね!」
「ミジュ?」
「ポカ?」

 ベルはチェレンに炎ポケモンポカブを手渡した。水ポケモンミジュマルを自分の膝に置いてから。

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 チェレンは顔をしかめた。

「どうして君が僕のポケモンを決めるのさ……?まあ、別にポカブでもいいけど」

 チェレンはノエルにじゃれつくツタージャを見た。ノエルと初めて会ったとは思えないほどのなつきぶりだ。チェレンはこのとき言えなかった。本当はポカブではなくツタージャをパートナーにしたかったことを。

 ベルはよいしょ、と立ち上がるとある提案をした。

「みんな自分のポケモンを選んだよね。……ということで。ねえねえ!ポケモン勝負をしようよ!」
「……あのねベル。まだ弱いポケモンとはいえ家の中で勝負は……」
「へえ~。いいじゃない!やりましょ♪」
「ツター!」

 ノエルとツタージャは乗り気だった。彼女は面白いことはなんでも歓迎する人間だった。たとえそれが悪いことで、あとで後始末をすることになっても……だ。

 こうして初めてのポケモンバトルは始まった。ノエルのツタージャはベルのミジュマルに勝ったがチェレンポカブに負けてしまった。このあと3人はポケモンバトルで散らかった部屋を片付けることになり、アララギ博士の研究所に行くのが遅れてしまった。

 

 

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